【準即 34get】目が波瑠っぽいワンピースOL。
サンシャイン通りの入り口の横断歩道では、よく大道芸のようなものが披露されている。
ノリノリな音楽にのせて、ダンスをしたり、マジックをしたり。
そんな大道芸人の前には、週末の夜などは結構な人集りができている。
その中で彼女と出会った。
僕はその日3番ゲして、気分がのっていた。
手すりに腰掛けて少し休憩していると、目の前に黒いノースリーブワンピースを着た綺麗な女性が通った。
目は波瑠に似ていてアーモンド型の幅が狭目な二重。口元はAKBの北原里英っぽい感じでちょっと大きめ。鼻は少し低めだが他のパーツの印象がしっかりしているため、薄さは感じない。
声をかけるか迷う。迷っているうちに彼女は大道芸に足をとめ、観衆の人集りに入っていった。
心の準備を整えて、彼女の隣に行き声をかける。
「すごいですねえ、なんですかあれ?」
「あっ…すごいですねえ…なんでしょうかね??」
会話が途切れる。10秒くらいの沈黙。
「じゃ、行きましょっか。駅??」
「いや、駅ですけど笑。誰ですか?笑」
「ほんま観衆の中でも、お姉さん綺麗すぎて輝いてんなあって思って。怪しいものじゃないんで、とりあえず駅まで送りますよ。」
無理くり駅まで送る。
お互いの話をする。
怪しくない旨を伝える。
和む。
番ゲ。
でもそこから、アポの調整が全然上手くいかない。帰ってきては途切れ、帰ってきては途切れ。5日間くらい既読スルーされる事もあった。
アポれるか微妙やなあと思いながら、のんびり探る。
あまりがっつかない感じが良かったのか、何とかアポの予定を取り付ける。
アポ当日。
シンプルな服装を見にまとった彼女と鍋を食べる。
話してみると、外見とは裏腹にお喋りだった。
「今年〇〇歳。年上に見られる。」
「〇〇で働いていて大変。」
「〇〇に住んでる。大きめのベッド買いたいんだよね。」
といった話。そこからどんどんプライベートにふみこんでいく。
経験人数。
性癖。
ち〇このサイズ。
聞いてみると、経験人数はそんなに多くないけど、エロへの探究心が人より強いタイプ。
店をでる。
ホテル街へ。
「えー。ホテル?ダーツ行きたいダーツ!ダーツ行ってからにしよ!」
「エッチはしないよ!」
あからさまな形式グダだったので、うんうん頷いて流す。
アイスとお酒を買って、テルホin。
一緒にお風呂に入り、「エッチしないよ」が「コンドーム付けてね」に変わる。
準即。
もしあそこに大道芸の人がいなかったら、彼女に声をかけていなかったし、一生出会ってなかったんやろうなあと。
大道芸人さん。今度投げ銭入れときます。
おおきに。